主に自分のPCをサーバー化する場合、一緒に遊ぶプレイヤーを招待するには「ポート開放」という作業が必要です。
ただ、「ポート開放って難しそう」「セキュリティが心配……」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな方に向け、今回はポート開放なしでマイクラサーバーを立てる方法を解説します。

アサダ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてサーバーを立てる
- ポート開放によるセキュリティリスクが気になる
- ポート開放なしでサーバーを立てたい
この記事を読めば、ポート開放などの難しい手順なしで、簡単にサーバーを立てられますよ。
それではどうぞ。
ポート開放とは
はじめに、「ポート開放についてあまり知らない」という方に向け、基本的な概要を紹介します。
ポート開放とは、PCやサーバーなどに対する外部からのインターネットアクセスを許可する作業のことです。
通常、デフォルトの状態では、不正アクセスを防ぐなどの理由でポートは閉じられています。
ただ、ポートが閉じられていると、一緒にマルチプレイを遊ぶプレイヤーもサーバーに接続できません。
たとえば、サーバーを「家」、ポートを「家のドア」に置き換えてみましょう。

上記のとおり、一緒に遊ぶプレイヤーだけが接続できるよう、家のドアを開ける作業がポート開放なのです。
ポート開放の手順
サーバーのポートを開放するには、以下のような手順を踏む必要があります。
- ポート開放が可能なインターネット環境か確認する
- 自宅のネットワーク構成を把握する
- ルーターやPCなど、ポート開放が必要な機器を特定する
- マイクラサーバーのポート番号を確認する
- 各機器の案内に従い、ポート開放の設定をする
- サーバーに接続して、ポート開放ができているか確認する
ポート開放は、外部からのインターネットアクセスを許可する行為。
少なからずセキュリティリスクが生じるため、マンションなどの共有回線ではポート開放できないことがあります。
またポート開放には、ネットワークやインターネットの知識が必要です。
十分な知識がないと、悪意のある第三者のアクセスも許してしまうかもしれません。
「ネットワークやインターネットに詳しくない……」という場合、ポート開放はハードルの高い作業と言えます。
ポート開放なしでサーバーを立てる方法3つ
ポート開放なしでサーバーを立てる方法は、以下の3つです。
VPNサービスを利用する
VPNサービスを利用すれば、ポート開放なしでサーバーを立てられます。
VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上で安全に情報を送受信するための通信ネットワークのこと。
簡単に言えば、第三者が見たり入ったりできない「トンネル」のようなイメージです。
自宅サーバーに直接アクセスできる「トンネル」を設けることで、ポート開放が不要になります。

以下は、VPNサービスを利用するメリットとデメリットです。
- 無料で利用できる
- セキュリティリスクを伴う
- 参加プレイヤーもサービスへの登録が必要
- ラグやカクつきが生じやすい
VPNは、自宅サーバーと他プレイヤーのPCを直接繋げるサービス。
他プレイヤーのPCがウイルスなどに感染していれば、自宅サーバーにも移ってしまう危険性があります。
最悪の場合、個人情報が流出したり、自宅サーバーが乗っ取られたりするかもしれません。
セキュリティリスクを伴うため、基本的には他の方法でポート開放を回避しましょう。
なお以下は、『Hamachi(ハマチ)』というVPNサービスのおおまかな利用手順です。
- 各プレイヤーが『Hamachi』をインストールする
- 各プレイヤーが『Hamachi』に登録する
- ホストが「新規ネットワークの作成」をクリックして、VPNを構築する
- ゲストが「既存のネットワークから参加」をクリックする
- ホストが作成したVPNのIDとパスワードを入力して接続する
- VPNのIPアドレスを確認する
- マイクラにIPアドレスを入力して、サーバーに接続できればOK
公開ツールを使用する
『Secure Share Net』や『ngrok』などの「公開ツール」を使うことでも、ポート開放なしで他プレイヤーがサーバーに接続できるようになります。
以下、公開ツールの使用で、ポート開放が不要になる仕組みです。

自分から外部のサーバーにアクセスする場合、ポートは自動的に開放される仕組みになっています。
たとえば、「Webサイトを閲覧するとき」「メールを送信するとき」など、ポート開放は必要ないですよね。
この仕組みを利用して、自宅サーバーからリレーサーバーに接続することで、ポート開放なしでも情報の送受信が可能になります。
公開ツールを使用するメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- 無料で利用できる
- ラグやカクつきが生じやすい
- ツールが使えないときがある
- 都度サーバーを公開する作業が発生する
- 公開するたびにサーバーアドレスが変わる
公開ツールには、すべてのユーザーが平等に利用できるよう、「帯域幅制限」が設けられています。
インターネットの通信量を均等に制限することで、一定のサービス品質を確保する手法。
通信量が制限されるため、公開ツールを使用している環境では、ラグやカクつきが起きやすいです。
さらに、リレーサーバーが満員だったり、メンテナンス中だったりするときは、公開ツールは使用できません。
待ち時間が発生するおそれがあるため、快適な環境でマルチプレイを遊びたい方には、次の「レンタルサーバーを利用する方法」をおすすめします。
ちなみに以下は、『Secure Share Net』を例にした、公開ツールの使い方です。
- 『Secure Share Net』をインストールする
- 『Secure Share Net』を起動する
- 「コントロールURL」をクリックする
- 「ローカルポート番号」にマイクラサーバーのポート番号を入力する
- 公開するためのリレーサーバーを選択する
- 「公開する」をクリックする
- マイクラにIPアドレスを入力して、サーバーに接続できればOK
レンタルサーバーを利用する【おすすめ!】
レンタルサーバーを利用すれば、ポート開放なしで手軽に快適なマルチプレイ環境を構築できます。
レンタルサーバーとは、簡単に言えばワールドを格納する「箱(サーバー)」を借りられるサービスのこと。
あらかじめ外部のアクセスを受け入れるように設定されたサーバーを借りられるため、別途ポート開放する必要がありません。
以下は、レンタルサーバーを利用するメリットとデメリットです。
- 手順が簡単
- セキュリティリスクが低い
- 快適な環境で遊べる
- 利用料金がかかる
まず、レンタルサーバーを利用する方法は手順が簡単。
契約後、すぐにマルチプレイを始められるサービスもあります。
また、セキュリティリスクが低いところもメリットの一つです。
他の方法とは違い、自分のPCに悪意のあるプレイヤーが侵入してくる心配がありません。
安全かつ快適な環境でマルチプレイを楽しめるため、ポート開放なしでサーバーを立てるなら、レンタルサーバーを利用しましょう。
Xserver GAMEsでサーバーを立てよう!
ポート開放なしでサーバーを立てたい方には、弊社が提供する『Xserver GAMEs』がおすすめです!
『Xserver GAMEs』とは、マイクラのマルチプレイに最適なゲームサーバーのこと。
以下のとおり、『Xserver GAMEs』にはおすすめの理由が5つあります。
- ゲームバージョンとプレイ人数を選択するだけで、マルチプレイを始められる
- ハイスペックな環境でマルチプレイを楽しめる
- クリック操作だけで、マルチプレイ環境をカスタマイズできる
- 低コストでレンタルできる
- 複数の選択肢から自分に合ったプランを選べる
『Xserver GAMEs』では、お申し込み後すぐにマルチプレイを始められます。
ポート開放はもちろん、サーバープログラムを準備したり、コマンドを打ち込んだりする必要もありません。
申し込み画面をクリックしていくだけで、誰でも迷わずサーバーを構築可能です。
また、ハイスペックなサーバーを低コストでレンタルできるのもメリットの一つ。
『Xserver GAMEs』なら、ストレスフリーな環境でマルチプレイを楽しめますよ!
Xserver GAMEsでサーバーを立てる手順
以下は、『Xserver GAMEs』でサーバーを立てる手順です。
※詳しい手順は、以下の記事で解説しています。
「Xserverアカウント」の作成後、「Xserver GAMEsのお申し込み画面」に移ります。

以下の表を見ながら、各項目の入力を進めましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
利用するゲーム | 「Minecraft」を選択してください。 |
ゲームの種類・バージョン | Java版の場合は「Minecraft Java版」。 統合版の場合は「Minecraft 統合版」を選択してください。 |
プレイ人数(目安) | 任意のプレイ人数を選択してください。 |
ゲームサーバー名 | デフォルトのままで問題ありません。 |
サーバーの契約期間 | 任意の契約期間を選択してください。 「30日以上」でご契約いただくと、月額料金が割引されるためお得です。 |
入力したら、「Xserver GAMEs利用規約と個人情報の取り扱いについて」にチェックを入れ、お申し込み内容を確認するをクリックしてください。

入力内容を確認して、間違いがなければお支払いへ進むをクリックします。
「クレジットカード」「あと払い(ペイディ)」「プリペイド決済」のいずれかを選択して、お支払いを進めましょう。
まとめ
今回は、ポート開放なしでサーバーを立てる方法を解説しました。
- ポート開放とは、サーバーに対する外部からのインターネットアクセスを許可する作業のこと
- ポート開放にはインターネットの知識が必要で、初心者の方にはハードルが高い
- レンタルサーバーを利用すれば、ポート開放なしで安全かつ快適な環境を構築可能
- ポート開放なしでサーバーを立てるなら、『Xserver GAMEs』がおすすめ!
ポート開放は知識があいまいだと、セキュリティリスクをはらむ作業です。
「インターネットに詳しくない……」という方は、ぜひこの記事を参考にポート開放が不要な方法でサーバーを立ててください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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以下の記事では初心者でも簡単にマイクラサーバーを立ち上げられる方法を紹介しています。検討されている方は、ぜひご覧ください。

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執筆:ひきこもろん
編集:アサダ