「今まで遊んでいたワールドでマルチプレイしたい!」と考える方は多いのではないでしょうか。
サーバーにデータを移行すれば、これまでと同じワールドでのマルチプレイが可能。
ただ、どうすればワールドデータをサーバーに移行できるのか、なかなかイメージできないですよね。
そこで今回は、「自宅サーバー」と「VPSに構築したサーバー」にワールドデータを移行する方法を解説します。
アサダ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてサーバーを立てた
- 今まで遊んでいたワールドでマルチプレイしたい
- ワールドデータをサーバーに移行する方法が分からない
この記事を読めば、サーバーにデータを移行する方法が分かり、慣れ親しんだワールドでマルチプレイを遊べるようになりますよ!
それではどうぞ。
ゲーム機の場合、『Realms』以外のサーバーにはワールドデータを移行できません。
この記事では主にPCのユーザーを対象に、ワールドデータの移行方法を解説します。
バックアップを取っておこう
ワールドデータの移行に失敗すると、サーバーが起動しなくなるおそれがあります。
万が一に備え、事前にバックアップを取っておきましょう。
自宅サーバーとVPSに構築したサーバーで、バックアップを取る手順は以下のとおりです。
- サーバーを停止する
- バックアップ用のフォルダを作成する
- サーバープログラムを格納しているフォルダを開く
- フォルダ内をすべてコピーする
- バックアップ用のフォルダにペーストする
- ゲームパネルにアクセスする
- バックアップ・復元をクリックする
- 手動バックアップをクリックする
- バックアップを作成するをクリックする
※『Xserver GAMEs』での手順
詳しい手順は、以下の記事をご覧ください。
【事前準備】ワールドデータをコピーしよう
事前準備として、サーバーに移行するワールドデータをコピーしていきます。
※Windows10での手順
ワールドデータが入っているフォルダにアクセスするため、Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きましょう。
以下は、Java版と統合版のワールドデータの保存場所(パス)です。
Java版
%appdata%\.minecraft\saves
統合版
%localappdata%\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds
自分のエディションのパスをコピーして、「ファイル名を指定して実行」にペーストしたあとOKをクリックします。
フォルダが開くので、ワールドデータをコピーしましょう。
コピーしたら、分かりやすいようにデスクトップにペーストしておいてください。
ワールドデータをサーバーに移行する方法
それでは、自宅サーバーとVPSに構築したサーバーで、ワールドデータを移行する手順を紹介します。
※Windows10での手順
自宅サーバーの場合
自宅サーバーにワールドデータを移行する手順は、以下のとおりです。
自宅サーバーではデータを移行したあと、そのワールドをサーバーが読み込むよう、「server.properties」の記述を編集する必要があります。
※詳しくは後述します。
サーバーの設定内容が記述されたファイルのこと。
ただ、ワールドデータのフォルダ名が日本語だと、正常に読み込まれません。
そのため、移行するワールドデータのフォルダ名を「半角英数字」に変更しておきましょう。
なお、「world」というフォルダ名に変更するのは避けてください。
デフォルトのワールドデータを格納するフォルダ名が「world」のため、エラーが起きる可能性が高いです。
今回は、「local world」というフォルダ名に変更しました。
サーバーの起動中にワールドデータを移行すると、動かなくなるなどのトラブルが生じるおそれがあります。
ワールドデータの移行前に、サーバーを停止しておきましょう。
まずは、サーバーのコンソールを開いてください。
アサダ
Java版と統合版でコンソールの画面は異なりますが、手順は同じです!
「stop」コマンドを入力したら、Enterを押します。
コンソールのウィンドウが自動で閉じたらOKです。
Java版は「server.jar」、統合版は「bedrock_server.exe」を格納しているフォルダを開きます。
Java版の場合は、そのフォルダにワールドデータを移行すればOK。
統合版の場合は、「worlds」フォルダに移行しましょう。
「server.properties」の「level-name」という項目を書き換えて、サーバーの起動時に移行したワールドデータを読み込むよう設定します。
「server.properties」をメモ帳で開きましょう。
デフォルトだと、「level-name」にはJava版の場合「world」、統合版の場合「Bedrock level」と記載されています。
Java版
統合版
ここを先ほど移行したワールドデータのフォルダ名に変更しましょう。
Java版
統合版
変更後、Ctrl + Sでファイルを保存してください。
無事に移行したワールドデータでサーバーが起動していれば完了です!
VPSに構築したサーバーの場合
続いて、弊社の『Xserver GAMEs』と『Xserver VPS for Game』を例に、VPSに構築したサーバーにワールドデータを移行する手順を紹介します。
Xserver GAMEsにワールドデータを移行する手順
以下、『Xserver GAMEs』にワールドデータを移行する手順です。
はじめに、ワールドデータのフォルダ名が日本語の場合は、「半角英数字」に変更しておきましょう。
半角英数字に変更しておくと、『Xserver GAMEs』上で文字化けが起きません。
アサダ
「world」というフォルダ名は避けるようにしましょう!
エラーが起きる可能性が高いです。
『Xserver GAMEs』にワールドデータを移行するには、一度「zipファイル」に変換する必要があります。
フォルダを右クリックして「送る」を選択。
続けて、圧縮(zip形式)フォルダーをクリックしてください。
『Xserver GAMEs』には「ファイルマネージャ」が備わっており、簡単にワールドデータを移行できます。
ブラウザ上でファイルをアップロードしたり削除したりできるツールのこと。
まずは、ゲームパネルにアクセスしましょう。
左側にあるメニューより、ワールド設定をクリックします。
ワールドアップロードのタブをクリックしてください。
ワールドをファイルマネージャーでアップロードするをクリックしましょう。
ファイルマネージャが開けばOKです。
Java版と統合版で、ワールドデータの移行先(フォルダ)は異なります。
Java版の場合は、「minecraft」フォルダに移行すればOK。
統合版の場合は、「minecraft」内の「worlds」フォルダにワールドデータを移行しましょう。
アサダ
「ワールドアップロード」のタブからファイルマネージャにアクセスすると、Java版は「minecraft」フォルダ、統合版は「worlds」フォルダが自動で開くようになっています。
ファイルマネージャが開いたら、アップロードをクリックしてください。
zipファイル化したワールドデータを選択して、アップロードをクリックします。
アップロードが完了したら、zipファイルを解凍しましょう。
ワールドデータのzipファイルを選択して、展開をクリックしてください。
続けて展開をクリックします。
解凍されたフォルダをダブルクリックで開きましょう。
再度、同じ名前のフォルダが表示されるので、Java版の場合は「minecraft」に移動してください。
統合版の方は、「worlds」フォルダに移動しましょう。
「[フォルダ名] - copy」にワールドデータが格納されています。
zipファイルとオリジナルのフォルダは不要なので、気になる方は削除してください。
Java版
統合版
以上で、ワールドデータのアップロードは完了です。
×ボタンを押して、ファイルマネージャを閉じましょう。
移行したワールドデータでサーバーが起動するよう、設定を変更します。
ゲームパネルに戻ったら、ワールド設定のタブをクリックしてください。
「world」と表示されているプルダウンをクリックしましょう。
先ほどアップロードしたワールドデータが選べるようになっているので、そちらを選択してください。
設定を変更するをクリックすれば、ワールドデータの移行は完了です!
Xserver VPS for Gameにワールドデータを移行する手順
『Xserver VPS for Game』にワールドデータを移行する手順を解説します。
『Xserver VPS for Game』にワールドデータを移行するには、フォルダをzipファイルに変換する必要があります。
ワールドデータを右クリックして「送る」を選択したあと、圧縮(zip形式)フォルダーをクリックしましょう。
『Xserver VPS for Game』では、「マインクラフトマネージャー」というツールを使うことで、簡単にワールドデータを移行できます。
クリック操作だけで、サーバーの設定や管理ができるツールのこと。
ゲームパネルにアクセスしたあと、マインクラフトマネージャーをクリックしてください。
認証画面が表示されたら、ご契約後に届くメールを確認して、「マインクラフトマネージャー」の「ユーザー名」と「パスワード」を入力しましょう。
認証が完了すれば、マインクラフトマネージャーにアクセスできます。
「ワールドマップ」の再生成をクリックしてください。
配布ワールドにチェックを入れます。
ファイルを選択をクリックして、先ほどzip化したワールドデータを選択しましょう。
アップロードが完了したら、適用するをクリックしてください。
以上で、『Xserver VPS for Game』へのワールドデータの移行は完了です!
スマホのワールドを移行する場合は
「スマホのワールドをサーバーに移行してマルチプレイを遊びたい」という方もいるかもしれません。
以下は、スマホのワールドをVPSに移行する手順です。
※iPhoneでの手順
まずは、スマホのワールドをzipファイルに変換します。
「ファイル」アプリを開いてください。
「検索」のところに「minecraftWorlds」と入力して、表示されたフォルダをタップします。
ワールドデータの一覧が表示されるので、任意のフォルダを長押ししましょう。
続けて、圧縮をタップしてください。
zipファイルが生成されたらOKです。
zipファイルに変換できたら、あとは上で紹介した手順と同じです。
ご利用のサービスに合わせ、ワールドデータの移行を進めてください。
Xserver GAMEsをご利用の場合
Xserver VPS for Gameをご利用の場合
スマホのマイクラは統合版です。
Java版のマイクラサーバーをご利用中の場合、スマホのワールドをアップロードするとエラーが生じます。
事前に「ゲーム変更」、もしくは「アプリ再インストール」で、統合版のマイクラサーバーを立ててください。
※アプリ再インストールの手順は、以下のマニュアルで解説しています。
▶『Xserver GAMEs』マニュアル「ゲーム変更」
▶『Xserver VPS for Game』マニュアル「アプリ再インストール」
まとめ
今回は、「自宅サーバー」と「VPSに構築したサーバー」に分けて、ワールドデータの移行方法を解説しました。
- フォルダ名を変更する
- サーバーを停止する
- ワールドデータを移行する
- 「server.properties」を編集する
- サーバーに接続して確認する
- ワールドデータをzipファイルに変換する
- ゲームパネルにアクセスする
- ファイルマネージャを開く
- ワールドデータを移行する
- ワールドデータを適用する
※Xserver GAMEsでの手順
サーバーにワールドデータを移行すれば、シングルプレイの続きからマルチプレイを楽しめます。
事前にバックアップを取ってトラブルに対策しつつ、ぜひこの記事を見ながらワールドデータの移行にチャレンジしてみてください!
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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アサダ
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