【初心者向け】マイクラのサーバーコマンド一覧!使用方法を解説

マイクラのサーバーを運営するうえで、サーバーコマンドを知っておくことは大切です。

悪質なプレイヤーをすぐに追放できるなど、サーバーの秩序を保ちやすくなります。

ただ、「どんなサーバーコマンドがあるの?」「使い方が分からない……」とお困りの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サーバーコマンドの一覧に加え、実際の使用方法を解説します。

アサダ

この記事は次のような人におすすめ!

  • どんなサーバーコマンドがあるのか分からない
  • サーバーコマンドの使い方を知りたい
  • 荒らし行為に頭を悩ませている

この記事を読めば、知っておくべきサーバーコマンドが分かり、マイクラサーバーの管理がしやすくなりますよ!

それではどうぞ。

メモ

マイクラの公式サーバーである『Realms(レルムズ)』では、基本的にサーバーコマンドが使えません。
今回は、自宅サーバーやVPSで構築したサーバーを前提に、サーバーコマンドの一覧や使い方を解説します。

マイクラのサーバーコマンドとは

マイクラのサーバーコマンドとは、基本的にサーバーのコンソール(管理画面)でのみ実行できるコマンドのことです。

主にサーバーの運営や管理に役立つコマンドが用意されています。

以下は、サーバーコマンドでできることの一例です。

サーバーコマンドでできること
  • ワールドから悪質なプレイヤーを追い出す
  • 悪質なプレイヤーをアクセス禁止にする
  • プレイヤーに管理者権限を与える
  • ワールドへのアクセスを許可制にする

サーバーコマンドを知っておけば、悪質なプレイヤーをすぐに追放できるなど、荒らし行為への対処が楽になります。

平和なマルチプレイ環境を保つために、サーバーコマンドをマスターしておきましょう。

サーバーコマンドを実行する方法

サーバーコマンドは、マイクラサーバーのコンソールに入力して実行します。

ただし、コンソールの起動方法は、マイクラサーバーの立て方によって異なる点に注意してください。

ここでは、自宅サーバーとVPSで構築したサーバーで、サーバーコマンドを実行する方法を紹介します。

自宅サーバーで実行する手順

今回は、指定のプレイヤーを追放する「kick」コマンドを実行してみましょう。

以下、自宅サーバー(Windows)でサーバーコマンドを実行する手順です。

STEP1
コンソールを開く

Java版の場合は「server.jar」、統合版では「bedrock_server.exe」をダブルクリックすると、コンソールが開きます。

画像:自宅サーバーのコンソール画面
STEP2
サーバーコマンドを入力する

コンソールが開いたら、サーバーコマンドを入力しましょう。

サーバーコマンドの入力欄は、コンソールの右下にあります。

画像:コンソールの入力欄

ここに、以下のコマンドを入力してください。

kick [プレイヤーID]

画像:コマンドを入力する

入力後にEnterを押すと、サーバーコマンドが実行されます。

画像:サーバーコマンドの実行結果

VPSで構築したサーバーで実行する手順

弊社の『Xserver GAMEs』と『Xserver VPS for Game』を例に、VPSで構築したサーバーでサーバーコマンドを実行する手順を見ていきましょう。

Xserver GAMEsの場合

以下は、『Xserver GAMEs』でサーバーコマンドを実行する手順です。

STEP1
ゲームパネルにアクセスする

まずは、ゲームパネルにアクセスしましょう。

画像:ゲームパネル
STEP2
ライブコンソールにアクセスする

サーバーコマンドを実行するため、コンソールを開きます。

左のメニューより、ライブコンソールをクリックしてください。

画像:「ライブコンソール」をクリック

以下のとおり、コンソールが表示されればOKです。

画像:コンソール
STEP3
サーバーコマンドを実行する

「kick」コマンドを実行していきます。

コンソール下部の欄に、以下のコマンドを入力しましょう。

kick [プレイヤーID]

画像:コマンドを入力

続けて、コマンド送信をクリックしてください。

画像:「コマンド送信」をクリック

サーバーコマンドが実行されればOKです!

画像:サーバーコマンドの実行結果

Xserver VPS for Gameの場合

『Xserver VPS for Game』でサーバーコマンドを実行する手順は、以下を参考にしてください。

STEP1
マインクラフトマネージャーにアクセスする

『Xserver VPS for Game』では、「マインクラフトマネージャー」でサーバーコマンドを実行できます。

マインクラフトマネージャーとは

クリック操作だけで、サーバーの設定や管理ができるツールのこと。

まずは、『Xserver VPS for Game』のゲームパネルにアクセスしましょう。

ゲームパネルにアクセスしたら、マインクラフトマネージャーをクリックしてください。

画像:ゲームパネル

以下のとおり、認証画面が表示されます。

ご契約後に届くメールを確認して、「マインクラフトマネージャー」の「ユーザー名」と「パスワード」を入力しましょう。

画像:認証画面

「マインクラフトマネージャー」にアクセスできたらOKです。

画像:マインクラフトマネージャー
STEP2
「コンソール」にアクセスする

上部のコンソールのタブをクリックしてください。

画像:「コンソール」をクリックする

コンソールが表示されればOKです。

画像:コンソール
STEP3
サーバーコマンドを実行する

「kick」コマンドを実行してみましょう。

コンソール下の欄に、以下のコマンドを入力してください。

kick [プレイヤーID]

画像:コマンドを入力する

入力後、コマンド送信をクリックします。

画像:「コマンド送信」をクリックする

サーバーコマンドが実行されたらOKです!

画像:サーバーコマンドの実行結果

【Java版/統合版】サーバーコマンドの一覧

ここでは、マイクラのサーバーコマンドを一覧で紹介します。

Java版と統合版で使えるサーバーコマンドには異なるものもあるので、それぞれ見ていきましょう。

アサダ

デバッグやメトリクスの記録など、ゲーム開発者向けのサーバーコマンドは含めていません。

【Java版】サーバーコマンドの一覧表

以下、Java版のマイクラサーバーで使えるサーバーコマンドの一覧表です。
※バージョン1.21の情報

なお、以降で詳しく解説しているコマンドには、リンクを設定しています。
ぜひご活用ください。

サーバーコマンド説明
ban [プレイヤーID]指定のプレイヤーをサーバーから追い出し、ワールドへの参加を禁止します。
ban-ip [IPアドレス]指定したIPアドレスのプレイヤーをサーバーから追い出し、ワールドへの参加を禁止します。
banlist playersワールドへの参加を禁止しているプレイヤー名を表示します。
banlist ipsワールドへの参加を禁止しているプレイヤーのIPアドレスを表示します。
pardon [プレイヤーID]指定のプレイヤーの出入り禁止を解除します。
pardon-ip [IPアドレス]指定したIPアドレスのプレイヤーの出入り禁止を解除します。
op [プレイヤーID]指定のプレイヤーにオペレーター権限を付与します。
deop [プレイヤーID]指定のプレイヤーのオペレーター権限をはく奪します。
kick [プレイヤーID]指定のプレイヤーをサーバーから追い出します。
setidletimeout [分]放置プレイヤーを何分でサーバーから追い出すかを指定します。
「0」と指定すると、放置しても追い出しません。
stopマイクラサーバーを安全に停止します。
whitelist onサーバーへの参加を許可されたプレイヤーのみに制限します。
whitelist offサーバーへの参加の制限を解除します。
whitelist add [プレイヤーID]指定したプレイヤーのサーバーへの参加を許可します。
whitelist remove [プレイヤーID]指定したプレイヤーのサーバーに参加する許可を取り消します。
whitelist listサーバーへの参加が許可されているプレイヤーを表示します。

【統合版】サーバーコマンドの一覧表

以下は、統合版のマイクラに用意されているサーバーコマンドの一覧表です。
※バージョン1.21の情報

同じく、詳しく解説しているサーバーコマンドにはリンクを設定しています。

サーバーコマンド説明
op [プレイヤーID]指定のプレイヤーにオペレーター権限を付与します。
deop [プレイヤーID]指定のプレイヤーのオペレーター権限をはく奪します。
kick [プレイヤーID]指定のプレイヤーをサーバーから追い出します。
stopマイクラサーバーを安全に停止します。
changesetting [設定項目] [設定値]サーバーの設定を変更します。
「allow-cheats(チートコマンドの使用可否)」「difficulty(難易度)」の設定を変更可能です。
allowlist onサーバーへの参加を許可されたプレイヤーのみに制限します。
allowlist offサーバーへの参加の制限を解除します。
allowlist add [プレイヤーID]指定したプレイヤーのサーバーへの参加を許可します。
allowlist remove [プレイヤーID]指定したプレイヤーのサーバーに参加する許可を取り消します。
allowlist listサーバーへの参加が許可されているプレイヤーを表示します。

Java版と統合版で共通しているサーバーコマンド

上の一覧表のうち、Java版と統合版で共通のサーバーコマンドを紹介します。

Java版と統合版で共通のサーバーコマンド

opとdeop

「op」と「deop」は、サーバーの管理者(オペレーター)権限に関するコマンドです。

オペレーター権限を持つプレイヤーは、チートコマンドが使えたり、サーバーを停止したりすることが可能。
また、他のプレイヤーにオペレーター権限を付与できます。

オペレーター権限を「xserver」というプレイヤーに付与したいときは、以下のように「op」コマンドを入力しましょう。

op xserver

反対に、「xserver」のオペレーター権限を取り消したい場合は、「deop」コマンドを入力してください。

deop xserver

アサダ

オペレーター権限には、マルチプレイ環境を自由に変えられる力があります。
本当に信頼できるプレイヤーにだけ、オペレーター権限を付与するようにしましょう。

kick

「kick」は、プレイヤーをサーバーから追放するコマンドです。

「ban」コマンドとは違い、「kick」で追い出されたプレイヤーは、再度サーバーに参加できます。
状況に応じて、使い分けてください。

ちなみに「kick」コマンドでは、追放時にメッセージを表示可能です。

以下のとおりコマンドを入力すると、サーバーから追い出し、かつプレイヤーに警告ができます。

kick xserver 荒らし行為はやめてください!

stop

「stop」は、マイクラサーバーを安全に停止させるためのコマンドです。

「stop」コマンドを実行すると、ゲームデータをセーブしたのちにマイクラサーバーを停止します。

基本的にマイクラサーバーを停止するときは、「stop」コマンドを使用しましょう。

whitelist/allowlist

「whitelist」「allowlist」は、サーバーへの参加を許可制にするコマンドです。

Java版では「whitelist」、統合版では「allowlist」と名称が異なるものの、コマンドの効果は同じ。
「whitelist on」、もしくは「allowlist on」と入力すると、許可されていないプレイヤーはサーバーに入れなくなります。

仮に、「xserver」というプレイヤーの参加を許可する場合は、以下のようにコマンドを入力しましょう。

whitelist add xserver

allowlist add xserver

反対に許可を取り消すには、以下のとおりコマンドを入力します。

whitelist remove xserver

allowlist remove xserver

誰でもサーバーに参加できるようにしたいときは、「whitelist off」または「allowlist off」と入力してください。

Java版のみに用意されているサーバーコマンド

続いて、Java版のみに用意されている、以下2つのサーバーコマンドを紹介します。

Java版のみのサーバーコマンド
  • banとpardon
  • setidletimeout

banとpardon

「ban」は、指定のプレイヤーをサーバーから追い出し、出入り禁止にするコマンド
対して「pardon」は、プレイヤーの出入り禁止を解除するコマンドです。

たとえば、「xserver」というプレイヤーを「ban」するには、以下のようにコマンドを入力します。

ban xserver

「xserver」の出入り禁止を解除する場合は、以下のとおりコマンドを入力してください。

pardon xserver

なお、「ban-ip」「pardon-ip」と入力すれば、グローバルIPアドレスでユーザーを指定することも可能です。

特定のユーザーに対し、サブ垢での出入りも禁止したい場合などは、グローバルIPアドレスで指定しましょう。

setidletimeout

「setidletimeout」は、無操作状態のプレイヤーを何分でサーバーから追い出すか指定するコマンドです。

たとえば、以下のようにコマンドを入力すると、30分操作していないプレイヤーをサーバーから追い出せます。

setidletimeout 30

以下のとおり「0」と指定すれば、放置プレイヤーを追い出しません。

setidletimeout 0

ちなみにJava版のマイクラは、デフォルトで放置が許可される設定になっています。

放置プレイを禁止したい場合は、「setidletimeout」のコマンドを実行しておきましょう。

統合版のみに用意されているサーバーコマンド

最後に、統合版のみで使えるコマンドとして、「changesetting」を紹介します。

changesetting

「changesetting」は、サーバーの一部設定を変更できるコマンドです。

「changesetting」を使うと、「allow-cheats」と「difficulty」の設定を変更できます。

allow-cheatsとは

チートコマンドの有効、無効を変えられる設定です。
「true」で有効、「false」で無効になります。

difficultyとは

ワールドの難易度を指定する設定です。
「peaceful」「easy」「normal」「hard」の選択肢があります。

「allow-cheats」を有効にする場合は、以下のようにコマンドを入力しましょう。

changesetting allow-cheats true

一方、ワールドの難易度を「easy(デフォルト)」から「normal」に上げるコマンドは、以下のとおりです。

changesetting difficulty normal

なお、サーバーを再起動すると、「changesetting」で変更した設定はリセットされます。

設定を固定したい場合は、「server.properties」の内容を編集しましょう。

server.propertiesとは

サーバーの設定内容が記述されたファイルのこと。

「server.properties」の編集方法や設定項目は、以下で詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧ください!

まとめ

この記事では、サーバーコマンドの一覧表に加え、実際の使い方を紹介しました。

まとめ
  1. サーバーコマンドとは、基本的にサーバーのコンソールでのみ実行できるコマンドのこと
  2. サーバーコマンドを知っておけば、マルチプレイ環境の秩序を保ちやすくなる
  3. サーバーコマンドの実行方法は、自宅サーバーかVPSで構築したサーバーかで異なる
  4. Java版と統合版で、使えるサーバーコマンドには違いがある

サーバーコマンドを使えば、荒らし行為への対処が楽になります。

平和なマルチプレイ環境を維持するため、この記事を参考にサーバーコマンドをマスターしましょう!

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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執筆:ひきこもろん
編集:アサダ

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