【ASA】ARK: Survival Ascendedのサーバーの立て方!コピペで迷わず構築可能

『ARK: Survival Ascended(以下、ASA)』は、さまざまな恐竜を手なずけながら大自然の世界を冒険する、オープンワールドのサバイバルアクションゲームです。

フレンドのみのプライベートなワールドでASAのマルチプレイを遊びたい場合は、「非公式サーバー」を立てる必要があります。

ただ、「非公式サーバーの立て方が分からない」「なんだか難しそう……」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、レンタルサーバー(ゲームサーバー)を使用した、ASAの非公式サーバーの立て方を分かりやすく解説します。

アサダ

この記事は以下のような人におすすめ!

  • フレンドと一緒にASAの世界を冒険したい
  • 初めてASAのサーバーを立てる
  • サーバーへの入り方が分からない

この記事のとおりに手順を進めていけば、誰でも迷うことなくASAのサーバーを立てられますよ!

また、後半ではASAのサーバーの入り方や設定方法も解説します。
ぜひ参考にしてください。

それではどうぞ!

補足

『ARK: Survival Evolved(ASE)』のサーバーの立て方は、以下の記事で解説しています。

ASAのサーバーは「レンタルサーバー」で立てよう

ASAのサーバーは、レンタルサーバーで立てるのがおすすめです!

自分のPCで構築する方法もあるものの、レンタルサーバーを利用するほうが、ラグやカクつきの少ない環境でマルチプレイを遊べます。

レンタルサーバーで立てるメリット
  • いつでも好きなときにマルチプレイできる
  • PCのリソースをゲームプレイに集中できる
  • セキュリティリスクが低い
  • 物理的なサーバーマシンの保守が必要ない
レンタルサーバーで立てるデメリット
  • 利用料金がかかる

まず、レンタルサーバーなら、各プレイヤーのタイミングで自由にマルチプレイを楽しめます。
クライアントのワールドを共有する方法のように、ホストがいないときに遊べないなどのストレスがありません。

また、レンタルサーバーを利用すれば、PCのリソース(CPUやメモリなど)を最大限ゲームプレイに充てられます。

ASAは、「Unreal Engine 5」によりグラフィック性能が劇的に進化したゲーム。
PCへの負荷が大きく、一台のマシンでゲームとサーバーを稼働させると、ラグやカクつきなどの問題が生じやすいです。

一方でレンタルサーバーにマルチプレイの処理を任せれば、PCはゲームの描写に専念できます。

PCのリソースをゲームプレイに集中させられるため、より快適にマルチプレイしたい方はレンタルサーバーを利用しましょう。

ASAのサーバーにはXServer VPS for Gameがおすすめ!

画像:XServer VPS for Game

ASAのレンタルサーバー選びに迷っている方は、ぜひ弊社の『XServer VPS for Game』をご利用ください!

『XServer VPS for Game』は、高い処理性能と低遅延の通信環境を兼ね備えた、マルチプレイ専用のVPSサービスです。
以下のとおり、5つのおすすめポイントがあります。

おすすめポイント
  • 商用向けのハイエンドCPUと次世代規格のストレージが実現する高い処理性能
  • 国内データセンターによる低遅延の通信環境
  • リーズナブルな料金体系
  • 用途や人数に合わせて選べる豊富なプラン
  • 日本語による手厚いサポート体制

『XServer VPS for Game』には、商用サーバー向けの高性能なCPUと、従来のSSD環境より約17倍(※)も速いストレージを搭載。
サーバーへの負荷が大きいASAのマルチプレイでも、ラグやカクつきを気にせず快適に遊べます。
※計測結果は2024年1月時点、自社調べ。

さらに『XServer VPS for Game』なら、ハイスペックなサーバーを低コストで利用可能です。

プレイヤー数や用途に合わせて最適なプランを柔軟に選択できるため、ASAのサーバーを無駄なくコスパよく運用できます。

『XServer VPS for Game』を使えば、ASAのマルチプレイに最適なサーバー環境を手軽に用意できますよ!

【コピペでOK】ASAのサーバーの立て方

それでは弊社の『XServer VPS for Game』を使用した、『ARK: Survival Ascended』のサーバーの立て方を解説します。

以下、ASAのサーバーの立て方11ステップです。

手順は多いものの、基本的にはコマンドを順にコピペしていくだけでサーバーを立てられるよう整理しているので、安心してください。

なお、この記事で紹介する手順の環境は以下のとおりです。

手順の環境
  • クライアントOS…Windows11
  • サーバーOS…Ubuntu 24.04 LTS

一つずつ解説します。

補足

この記事では見やすさを優先し、『Tera Term』というツールを使ってリモート操作(SSH)でコマンドを実行していきます。

ただ、実際に作業するときは、『XServer VPS for Game』の「コンソール」で操作して問題ありません。

以降の手順においても、「コンソール」での作業を前提に解説します。

1. XServer VPS for Gameに申し込む

はじめに、『XServer VPS for Game』のお申し込みを進めましょう。

すでにXServer VPS for Gameをご利用の場合は

「アプリ再インストール」で「Ubuntu 24.04」のOSをインストールしてください。
詳しい手順は、「契約済みの場合は「アプリ再インストール」を実施する」で解説しています。

STEP1
アカウント情報を入力する

『XServer VPS for Game』のお申し込みフォームにアクセスしましょう。

左側のすぐにスタート!新規お申込みをクリックしてください。

画像:お申し込みフォーム

以下のとおり、「XServerアカウント」の作成画面に移ります。

画像:「XServerアカウント」の作成画面

それぞれ入力したあと、下部の「利用規約」「個人情報の取り扱いについて」にチェックを入れ、次へ進むをクリックしてください。

画像:「利用規約」「個人情報の取り扱いについて」にチェックを入れる
STEP2
確認コードを入力する

先ほど入力したメールアドレス宛に6桁の確認コードが届きます。
その確認コードを入力して、次へ進むをクリックしましょう。

画像:確認コードを入力する
STEP3
入力内容を確認する

入力したアカウント情報に誤りがないことを確認したら、電話認証へ進むをクリックしてください。

補足

電話認証のステップは省略されることもあります。

画像:入力内容の確認画面
STEP4
電話認証を行う

任意の電話番号を入力後、認証コードを取得するをクリックしましょう。

画像:電話番号を入力する

電話がかかってくるので、認証コードを控えてください。
メモした認証コードを入力して、認証してサーバー申し込みに進むをクリックしましょう。

画像:認証コードを入力する
STEP5
ゲームサーバーのお申し込みを進める

続いて、「ゲームサーバーのお申し込み」画面に進みます。

画像:ゲームサーバーのお申し込み画面

以下の表を見ながら、各項目を埋めてください。

項目説明
プランASAのサーバーを立てるには、16GB以上のメモリが必要です。
16GB以上のプランを選択してください。
サーバーの契約期間任意の契約期間を選択してください。
「3ヶ月」以上でご契約いただくと、月額料金が割引されます。
イメージタイプ「Ubuntu 24.04」を選択してください。
rootパスワード任意のパスワードを入力してください。
忘れないようにメモしておきましょう。
SSH Key「設定しない」のままで問題ありません。

それぞれ入力したあと、「XServer VPS for Game利用規約」「個人情報の取り扱いについて」にチェックを入れ、お申し込み内容を確認するをクリックしましょう。

画像:「XServer VPS for Game利用規約」「個人情報の取り扱いについて」にチェックを入れる
STEP6
お申し込み内容を確認する

お申し込み内容に誤りがなければ、お支払いへ進むをクリックしてください。

画像:お申し込み内容を確認する
STEP7
お支払いを進める

お支払い方法には、「クレジットカード」「あと払い(ペイディ)」「プリペイド決済」の3種類があります。

任意のお支払い方法を選択してから、決済画面へ進むをクリックしましょう。

アサダ

この記事では、「クレジットカード」でお支払いを進めます。

画像:お支払い方法を選択する

クレジットカード情報を入力し、確認画面へ進むをクリックしてください。

画像:クレジットカード情報を入力する

プランや合計金額を最終確認して、支払いをするをクリックしましょう。

画像:支払い画面

以下の画面が表示されれば、『XServer VPS for Game』のお申し込みは完了です。

画像:支払い完了画面
STEP8
サーバーの稼働を確認する

お支払いから15分ほどで、サーバーが使えるようになります。

ログインページにアクセスし、ご契約時に設定した「メールアドレス」と「パスワード」を入力してください。

画像:ログインフォーム

ステータスが「構築中」から「稼働中」に変わっていればOKです。

画像:ステータス

契約済みの場合は「アプリ再インストール」を実施する

『XServer VPS for Game』で「Ubuntu 24.04」以外のアプリイメージをご利用中の場合は、「アプリ再インストール」を実施する必要があります。

以下、「アプリ再インストール」の手順です。

注意

「アプリ再インストール」を行うと、現在のサーバーデータは削除されます。

STEP1
ゲームパネルにアクセスする

まずは、ゲームパネルにアクセスしてください。

画像:ゲームパネル
STEP2
サーバーをシャットダウンする

「アプリ再インストール」のため、サーバーを停止します。

右上の電源操作をクリックして、「シャットダウン」を選択しましょう。

画像:「シャットダウン」を選択する
STEP3
「アプリ再インストール」を実施する

ステータスが「停止中」に変わったら、左メニューのアプリ再インストールをクリックします。

画像:「アプリ再インストール」をクリックする

「テンプレートなし」のUbuntu 24.04をクリックしてください。

画像:「Ubuntu 24.04」をクリックする

任意の「rootパスワード」を入力後、確認画面へ進むをクリックしましょう。
「SSH Key」は、「設定しない」のままで問題ありません。

画像:「rootパスワード」を入力する

再インストールするをクリックすれば、「アプリ再インストール」は完了です!

画像:「アプリ再インストール」を進める

2. OSをアップデートする

続いて、OSを最新の状態にアップデートします。

ゲームパネルにアクセス後、右上のコンソールをクリックして「シリアルコンソール」を選択しましょう。

画像:「シリアルコンソール」を選択する

コンソールへのログインを進めます。
「root」と入力してEnterを押してください。

画像:「root」と入力する

「パスワード:」と表示されるので、ご契約時に設定した「rootパスワード」を入力してEnterを押しましょう。

画像:「rootパスワード」を入力する

アサダ

rootパスワードは、入力してもコンソール上に表示されません!

以下のとおり、「Welcome to Ubuntu 24.04」と表示されればログインは成功です。

画像:ログイン成功画面

ログインできたら、以下のコマンドでOSをアップデートしましょう。

apt update && apt upgrade -y
補足

『XServer VPS for Game』の「シリアルコンソール」では、Ctrl + Shift + Vを押すことでペーストできます。

画像:アップデートコマンド

アップデートを反映させるため、以下のコマンドでサーバーを再起動してください。

reboot
画像:サーバーを再起動する

再起動が終われば、OSのアップデートは完了です!

3. スワップファイルを作成する

次に、「スワップファイル」を作成していきます。

スワップファイルとは

サーバーのメモリが枯渇したとき、ストレージ(SSD)の一部を臨時スペースとして活用する仕組みのことです。

ASAのサーバーは、ただ稼働しているだけでメモリを大量に消費します。
プレイ人数や恐竜などが増えると、メモリ不足でサーバーが突然停止してしまうことも珍しくありません。

しかし、スワップファイルを用意しておけば、万が一メモリが不足しても、サーバーが落ちるトラブルを減らせます。

ASAサーバーの動作を安定させるため、以下の手順でスワップファイルを作成しておきましょう。

STEP1
既存のスワップファイルを削除する

まずは、すでにスワップファイルが設定されている場合に備え、以下のコマンドで無効化します。

swapoff /swapfile || true
画像:既存のスワップファイルを無効化する

無効化したあと、以下のコマンドを実行して、古いスワップファイルを削除しましょう。

rm -f /swapfile
画像:古いスワップファイルを削除する
STEP2
スワップファイルを新規作成する

以下のコマンドで、16GBのサイズの空ファイルを作成します。

fallocate -l 16G /swapfile
画像:空ファイルを作成する

ファイルの作成者のみが読み書きできるよう、以下のコマンドでアクセス権を編集してください。

chmod 600 /swapfile
画像:アクセス権を編集する

続いて、作成したファイルを「スワップ(臨時スペース)」に変換します。
以下のコマンドを実行しましょう。

mkswap /swapfile
画像:スワップファイルに変換する
STEP3
スワップファイルを登録する

作成したスワップファイルをサーバーに登録していきます。

その前に、古いファイルがサーバーに登録されていないか、以下のコマンドで確認して削除しましょう。

sed -i '/swapfile/d' /etc/fstab
画像:古いスワップファイルが登録されていないか確認する

古い設定を削除後、以下のコマンドで新しいスワップファイルをサーバーに登録します。

echo '/swapfile none swap sw 0 0' >> /etc/fstab
画像:スワップファイルを登録する

あとは、以下のコマンドでスワップファイルを有効化すればOKです。

swapon /swapfile
画像:スワップファイルを有効化する

4. 必要なパッケージをインストールする

続いて、ASAのサーバー構築に必要な部品(パッケージ)をインストールしていきます。

まずは、以下のコマンドを実行しましょう。

add-apt-repository -y multiverse
画像:リポジトリを追加する

ASAサーバーの土台となるツールのなかには、32ビットで動くプログラムもあります。

ただ、通常「Ubuntu」は64ビット専用のOSなので、以下のコマンドで32ビットのソフトウェアも使えるように設定を追加します。

dpkg --add-architecture i386
画像:32ビットのアーキテクチャを追加する

以下のコマンドでパッケージの一覧を更新し、設定を反映させましょう。

apt update
画像:パッケージを更新する

設定を反映後、ASAサーバーの稼働に必要なパッケージをまとめてインストールします。
以下のコマンドを実行してください。

apt install -y wget curl xvfb tar lib32gcc-s1 lib32stdc++6 ca-certificates gnupg libsdl2-2.0-0 libsdl2-2.0-0:i386 libx11-6 libx11-6:i386 libgl1 libgl1:i386
画像:パッケージをインストールする

5. ASAサーバー用のユーザーを作成する

『XServer VPS for Game』上に、ASAのサーバーを管理するためのユーザーを作成します。

今回は、以下のコマンドで「asa」という名前のユーザーを作成しましょう。

adduser --disabled-password --gecos "" asa
補足

ユーザー名は自由に設定できるものの、「asa」以外にすると以降で紹介するコマンドの調整が必要になります。
とくに理由がなければ、「asa」のまま手順を進めてください。

画像:「asa」ユーザーを作成する

ユーザーの作成が完了したら、以下のコマンドで「root(※)」ユーザーから切り替えましょう。
※サーバー全体のシステムをコントロールできる管理者権限のこと。

su - asa
画像:「asa」ユーザーに切り替える

以下のとおり、「root@」から「asa@」に切り替わればOKです。

画像:「asa@」に切り替わればOK

6. 「SteamCMD」をインストールする

ASAのサーバープログラムをダウンロードするために必要な、「SteamCMD」というツールをインストールします。

SteamCMDとは

『Steam』内のゲームやサーバープログラムをコマンド操作だけでダウンロードできたり、更新できたりするツールのことです。

「root」ではなく、先ほど作成した「asa」ユーザーで作業します。

まずは以下のコマンドで、「SteamCMD」用のディレクトリを作成しましょう。

mkdir steamcmd
画像:「SteamCMD」用のディレクトリを作成する

以下のコマンドを実行して、作成したディレクトリに移動してください。

cd steamcmd
画像:「steamcmd」のディレクトリに移動する

以下のコマンドを実行すれば、「SteamCMD」のダウンロードが始まります。

curl -LO "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz"
画像:「SteamCMD」をダウンロードする

ダウンロードしたファイルを以下のコマンドで解凍しましょう。

tar -xzf steamcmd_linux.tar.gz
画像:「SteamCMD」ファイルを解凍する

「SteamCMD」をスムーズに動かすため、事前に必要なフォルダを作成しておきます。
以下のコマンドを実行してください。

install -d -m 700 -o asa -g asa /home/asa/.steam /home/asa/.steam/sdk64 /home/asa/.steam/sdk32
画像:「SteamCMD」用のフォルダを作成する

以下のコマンドで、ASAのサーバーが「SteamCMD」のファイルを読み込めるように設定しましょう。

ln -sf /home/asa/steamcmd/linux64/steamclient.so /home/asa/.steam/sdk64/steamclient.so
画像:「SteamCMD」のファイルを読み込めるように設定する

続けて、以下のコマンドを実行します。

ln -sf /home/asa/steamcmd/linux32/steamclient.so /home/asa/.steam/sdk32/steamclient.so
画像:「SteamCMD」のファイルを読み込めるように設定する

最後に、以下のコマンドでファイルの所有権を「asa」ユーザーに設定すればOKです。

chown -h asa:asa /home/asa/.steam/sdk64/steamclient.so /home/asa/.steam/sdk32/steamclient.so
画像:ファイルの所有権を「asa」ユーザーに変える

7. 「Proton」をインストールする

ASAのサーバープログラムは、WindowsのOSをベースに開発されています。
Linuxベースの「Ubuntu」に導入しても、そのままでは動きません。

そこで、Linux上でWindows用のプログラムを動かす、「Proton」という互換レイヤーを導入します。

以下のコマンドを実行して、「Proton」用のディレクトリを作成しましょう。

mkdir -p /home/asa/Steam/compatibilitytools.d/
画像:「Proton」用のディレクトリを作成する

次に、以下のコマンドで「Proton」をダウンロードします。

curl -fL "https://github.com/GloriousEggroll/proton-ge-custom/releases/download/GE-Proton8-21/GE-Proton8-21.tar.gz" -o ge-proton.tar.gz
画像:「Proton」をダウンロードする

ダウンロードしたファイルを以下のコマンドで解凍してください。

tar -C /home/asa/Steam/compatibilitytools.d/ -xzf ge-proton.tar.gz
画像:ダウンロードしたファイルを解凍する

8. ASAのサーバープログラムをインストールする

いよいよASAのサーバープログラムをインストールします。

以下のコマンドを実行しましょう。

~/steamcmd/steamcmd.sh +@sSteamCmdForcePlatformType windows +force_install_dir /home/asa/ASA_Server +login anonymous +app_update 2430930 validate +quit
補足

ERROR! Failed to install app '2430930'」と表示され、インストールに失敗することがあります。
その場合は、再度上記のコマンドを実行してください。

画像:ASAのサーバープログラムをインストールする

サーバープログラムのインストールには、10分から15分ほどかかります。
Success! App '2430930' fully installed.」と表示されれば、インストールは完了です。

画像:インストール完了のメッセージ

サーバープログラムをインストールしたら、「Proton」がASAサーバーを動かすために使用する専用のフォルダを作成します。
以下のコマンドを実行してください。

mkdir -p /home/asa/Steam/steamapps/compatdata/2430930
画像:「Proton」用のフォルダを作成する

9. 起動スクリプトを作成する

ASAサーバーを起動するためのスクリプトを作成します。

ASAサーバーの起動コマンドは長く、毎回一から入力するのは大変です。
そのため、コマンドをまとめたスクリプトを作成し、起動の手間を減らしましょう。

以下のコマンドをすべてコピーして、コンソールに貼り付けてください。

補足

SESSION_NAME」「SERVER_PASSWORD」「ADMIN_PASSWORD」の値は、任意の文字列に書き換えてください。

cat << 'EOF' > ~/start_asa.sh
#!/bin/bash
set -euo pipefail

# ------------------------------------
# 設定エリア
# ------------------------------------
SESSION_NAME="ASA_Server"
SERVER_PASSWORD="MyPassword123"
ADMIN_PASSWORD="AdminPassword123"
SERVER_PORT=7777
QUERY_PORT=27015
MAX_PLAYERS=70

APP_ID="2430930"

PROTON="/home/asa/Steam/compatibilitytools.d/GE-Proton8-21/proton"

SERVER_DIR="/home/asa/ASA_Server/ShooterGame/Binaries/Win64"
APP_EXE="ArkAscendedServer.exe"

ulimit -n 100000 || true

RUNTIME="/tmp/xdg-runtime-$(id -u)"
mkdir -p "${RUNTIME}"
chmod 700 "${RUNTIME}"

COMPAT_CLIENT="/home/asa/steamcmd"
COMPAT_DATA="/home/asa/Steam/steamapps/compatdata/${APP_ID}"
mkdir -p "${COMPAT_DATA}"

export SteamAppId="${APP_ID}"
export STEAM_COMPAT_APP_ID="${APP_ID}"

export WINEDLLOVERRIDES="xaudio2_9=d;x3daudio1_7=d"
export SDL_AUDIODRIVER="dummy"

echo "Starting ARK: Survival Ascended Server..."

cd "${SERVER_DIR}"
echo "${APP_ID}" > ./steam_appid.txt
chmod 644 ./steam_appid.txt

exec xvfb-run -a env \
  XDG_RUNTIME_DIR="${RUNTIME}" \
  STEAM_COMPAT_CLIENT_INSTALL_PATH="${COMPAT_CLIENT}" \
  STEAM_COMPAT_DATA_PATH="${COMPAT_DATA}" \
  WINEDLLOVERRIDES="${WINEDLLOVERRIDES}" \
  "${PROTON}" run "./${APP_EXE}" \
  "TheIsland_WP?listen?SessionName=${SESSION_NAME}?Port=${SERVER_PORT}?QueryPort=${QUERY_PORT}?MaxPlayers=${MAX_PLAYERS}?ServerPassword=${SERVER_PASSWORD}?ServerAdminPassword=${ADMIN_PASSWORD}" \
  -server -log -NoBattlEye -NoSound -ServerPlatform=ALL
EOF

貼り付けたあと、Enterを押しましょう。

画像:起動スクリプト

以下のコマンドでファイルに実行権限を付与すれば、起動スクリプトの作成はOKです。

chmod +x ~/start_asa.sh
画像:ファイルに実行権限を付与する

10. 自動起動の設定を追加する

現在の設定では、『XServer VPS for Game』自体を停止したり、ASAのサーバーが落ちたりすると、そのたびに手動で起動する必要があります。

手間がかかるだけでなく、不意にASAのサーバーが落ちると気付くまで停止したままになってしまうので、自動で起動するように設定を追加しましょう。

まずは、「asa」ユーザーから「root」ユーザーに切り替えます。
以下のコマンドを実行してください。

exit
画像:「exit」でユーザーを切り替える

「root@」に切り替わったことを確認したら、以下のスクリプトをそのままペーストしましょう。

cat << 'EOF' > /etc/systemd/system/asa-server.service
[Unit]
Description=ARK: Survival Ascended Dedicated Server (Proton)
After=network-online.target
Wants=network-online.target

[Service]
Type=simple
User=asa
Group=asa
WorkingDirectory=/home/asa
LimitNOFILE=100000

ExecStart=/home/asa/start_asa.sh

Restart=on-failure
RestartSec=20s
TimeoutStartSec=10min

StandardOutput=journal
StandardError=journal

[Install]
WantedBy=multi-user.target
EOF
画像:自動起動のスクリプト

ペースト後、以下のコマンドでスクリプトをサーバーに読み込ませます。

systemctl daemon-reload
画像:スクリプトをサーバーに読み込ませる

11. ASAサーバーを起動する

最後に、ASAのサーバーを起動します。

「root」ユーザーのまま、以下のコマンドを実行してください。

systemctl enable --now asa-server.service
画像:サービスを有効化する

ASAのサーバーは、初回の起動に15分~20分ほどかかります。

20分ほど待ったあと、以下のコマンドで無事に起動できているかを確認しましょう。

tail -f /home/asa/ASA_Server/ShooterGame/Saved/Logs/ShooterGame.log
画像:ログを確認する

以下のとおり、「Server has completed startup and is now advertising for join.」と表示されれば、ASAサーバーの構築は完了です!

画像:起動完了のメッセージ

構築完了のメッセージを確認したら、Ctrl + Cでログ画面を終了しましょう。

【補足】ASAサーバーを定期的に再起動する方法

ASAサーバーは、稼働を続けるだけでメモリの使用量が徐々に増え、動作が重くなる原因になります。

快適なマルチプレイ環境を維持するためには、定期的にメモリをリフレッシュする作業が必要です。

ここでは、Linuxに標準で備わる「Cron」を活用し、ASAサーバーを定期的に自動で再起動する手順を解説します。

Cronとは

指定した日時にプログラムを自動で実行するスケジュール機能です。
あらかじめ日時とコマンドを登録しておくことで、定期的なタスクを自動化できます。

アサダ

マルチプレイを遊ぶときだけサーバーを起動するなら、このステップは飛ばして問題ありません!

現在、「asa」ユーザーで作業している方は、まず以下のコマンドで「root」ユーザーに切り替えましょう。

exit
画像:「root」ユーザーに切り替える

次に、以下のコマンドで「Cron」の設定ファイルを開きます。

crontab -e
画像:「Cron」の設定ファイルを開く

初回のみエディタの選択肢が表示されるので、「1(nanoエディタ)」と入力してEnterを押してください。

画像:エディタを選択する

ファイルの末尾に以下のコードをコピペしましょう。

0 3 * * * /usr/bin/systemctl restart asa-server
補足

上記は、毎日「AM3:00」にASAサーバーを再起動するコードです。
時間を変えたい場合は、「3」の部分を「0〜23」の数字に調整してください。

画像:設定を追加する

コードを貼り付けたら、Ctrl + Xを押します。
以下のとおり「Save modified buffer?」と表示されるので、YのあとEnterを押せば、「Cron」の設定は完了です!

画像:設定を保存する

ASAサーバーへの入り方

ASAのサーバーを立てたあと、以下の手順で接続してみましょう。

1. 「パケットフィルター設定」を変更する

まずは、『XServer VPS for Game』の「パケットフィルター設定」を変更していきます。

パケットフィルター設定とは

「ポート」と呼ばれるサーバーへの入口を開閉することで、通信を制御するセキュリティ設定です。

「パケットフィルター設定」を変更することで、ASAサーバーとの通信に必要なポートを開放します。

ゲームパネルにアクセスしたあと、左メニューのパケットフィルター設定をクリックしましょう。

画像:「パケットフィルター設定」をクリックする

下部のパケットフィルター設定を追加するをクリックしてください。

画像:「パケットフィルター設定を追加する」をクリックする

「フィルター」のSSHをクリックして、「手動で設定」に変更します。

画像:「手動で設定」に変更する

「プロトコル」のTCPをクリックして、「UDP」に変更してください。

画像:「UDP」に変更する

「ポート番号」の入力欄に「27015」と入力して、一番下の追加するをクリックしましょう。

画像:「ポート番号」を入力する

同じ手順で、「7777」「7778」のポートも開放してください。
以下のとおり、一覧に解放済みのポートが表示されていればOKです。

画像:フィルタールール設定一覧

2. ASAを起動する

次に、ASAを起動してサーバーに接続するための準備を整えます。

キーボードのESCを押したあと、設定をクリックしましょう。

画像:「設定」をクリックする

キーボードのタブをクリックして、「コンソールの切り替え」に任意のキーを割り当ててください。
今回は「@」キーを割り当てます。

画像:コンソールにキーを割り当てる

変更後、画面下部のセーブをクリックして設定を保存します。

画像:設定を保存する

メインメニューに戻ったら、先ほど割り当てたキー(この記事では「@」キー)を押してコンソールを開きます。

画像:コンソールを表示する

コンソールに以下のコマンドを入力してEnterを押しましょう。

Ark.UseServerList 0
画像:コンソールにコマンドを入力する

3. ASAサーバーに接続する

メインメニューでゲームに参加をクリックします。

画像:「ゲームに参加」をクリックする

非公式のタブをクリックしてください。

画像:「非公式」のタブをクリックする

パスワードありのサーバーを表示にチェックを入れ、検索欄に「サーバー名(この記事ではASA_Server)」を入力しましょう。

画像:検索欄に「SessionName」を入力する

ヒットしたサーバーを選択して、開始ボタンをクリックしてください。

画像:「開始」をクリックする

パスワードの入力が求められます。
起動スクリプトの作成時に設定した「SERVER_PASSWORD(この記事では「MyPassword123」)を入力し、決定をクリックしてください。

画像:「パスワード」を入力する

以下のとおり、キャラクターの作成画面に移れば、ASAサーバーへの接続は完了です!

画像:キャラクターの作成画面

ASAサーバーの設定を変更する方法

ASAサーバーを設定すれば、恐竜のテイム速度を上げたり、夜の時間を短くしたりと、マルチプレイ環境を自由にカスタマイズ可能です。

今回は例として、恐竜のテイム速度を変更する手順を解説します。

まず、ゲームパネルから「コンソール」を開いたら、以下のコマンドで「asa」ユーザーに切り替えてください。

su - asa
画像:「asa」ユーザーに切り替える

ASAサーバーの設定は、「GameUserSettings.ini」というファイルを編集することで変更できます。

以下のコマンドを実行して、「GameUserSettings.ini」ファイルを開きましょう。

nano /home/asa/ASA_Server/ShooterGame/Saved/Config/WindowsServer/GameUserSettings.ini
画像:「GameUserSettings.ini」ファイルを開く

恐竜のテイム速度は、「TamingSpeedMultiplier」という設定項目を追加することで変更できます。

「ServerSettings」の直下に、以下のとおり設定項目を追加しましょう。

TamingSpeedMultiplier=3.0
補足

上記は、恐竜のテイム速度を3倍に上げる設定です。
通常の速度に戻したい場合は、設定値を「1.0」に変更してください。

画像:テイム速度を変更する

設定項目を追加したら、Ctrl + XのあとYを押してファイルを保存しましょう。
ファイルの保存後、以下のコマンドで「root」ユーザーに切り替えます。

exit
画像:「root」ユーザーに切り替える

あとは、以下のコマンドでASAサーバーを再起動すれば、恐竜のテイム速度の変更は完了です!

systemctl restart asa-server.service
画像:ASAサーバーを再起動する

よくある質問3つ

ここでは、ASAサーバーに関連する、よくある質問を3つ紹介します。

ASAサーバーに接続できません

ASAサーバーに接続できない場合は、以下の2点を確認してみてください。

確認ポイント
  • サーバーが起動しているか
  • 「パケットフィルター設定」でUDPポートを開放しているか

接続できないときは、そもそもASAサーバーが起動していないケースが多いです。

以下のコマンドを実行して、緑色の文字で「active (running)」と表示されるか確認してください。

systemctl status asa-server.service
画像:起動状況を確認する

反対に、「inactive (dead)」と表示された場合は、以下のコマンドでASAサーバーを起動しましょう。

systemctl start asa-server.service

アサダ

ASAサーバーの起動直後は、ワールドの読み込みなどに時間がかかり、接続できないことがあります。

ASAサーバーに入れないときは、5分~10分ほど時間をおいてから改めて接続を試してみてください。

ASAサーバーをアップデートする方法が分かりません

ASAのゲームにアップデートが来たときは、サーバーも同じバージョンに更新しないと接続できなくなります。

以下、ASAのサーバーをアップデートする手順です。

STEP1
ASAサーバーを停止する

安全にアップデートするため、ASAサーバーを停止しましょう。

「root」ユーザーで以下のコマンドを実行してください。

systemctl stop asa-server.service
画像:ASAサーバーを停止する
STEP2
ユーザーを切り替える

ASAサーバーのアップデートは、「asa」ユーザーで実施します。

以下のコマンドで「root」ユーザーから「asa」ユーザーに切り替えてください。

su - asa
画像:「asa」ユーザーに切り替える
STEP3
アップデートコマンドを実行する

「asa」ユーザーに切り替わったら、以下のアップデートコマンドを実行しましょう。

~/steamcmd/steamcmd.sh +@sSteamCmdForcePlatformType windows +force_install_dir /home/asa/ASA_Server +login anonymous +app_update 2430930 validate +quit
画像:アップデートコマンドを実行する

Success! App '2430930' fully installed.」と表示されれば、アップデートは完了です。

画像:アップデート完了画面
STEP4
ASAサーバーを起動する

以下のコマンドを実行して、「root」ユーザーに切り替えます。

exit
画像:「root」ユーザーに切り替える

最後に、以下のコマンドでASAサーバーを起動すれば完了です!

systemctl start asa-server.service
画像:ASAサーバーを起動する

PS5やXboxのプレイヤーとクロスプレイはできますか?

はい、クロスプレイ可能です。

この記事に沿ってASAサーバーを構築すれば、PCだけでなく「PS5」や「Xbox Series X/S」のプレイヤーともマルチプレイを遊べます。

まとめ

今回は、『ARK: Survival Ascended』のサーバーの立て方を解説しました。

まとめ
  1. XServer VPS for Gameに申し込む
  2. OSをアップデートする
  3. スワップファイルを作成する
  4. 必要なパッケージをインストールする
  5. ASAサーバー用のユーザーを作成する
  6. 「SteamCMD」をインストールする
  7. 「Proton」をインストールする
  8. ASAのサーバープログラムをインストールする
  9. 起動スクリプトを作成する
  10. 自動起動の設定を追加する
  11. ASAサーバーを起動する

『XServer VPS for Game』なら、ラグの少ない快適な環境でASAのマルチプレイを遊べます。

この記事を参考にサーバーを立てて、ぜひフレンドとASAの世界を存分に楽しんでください!

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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アサダ

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